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具体的な支援法その2

学習障害の子には、運動面や行動面、社会面で困難がみられる子もいます。
その場合の支援法の例を述べてみます。

運動面が困難な子の対応は、全身運動を教えてみましょう。
ラジオ体操などもいいでしょう。
先に大人がやってみせてあげて、それを真似させる方法だと子供が分かりやすく感じることでしょう。
手や指をうまく使えない子供に対しては、子供が面白がるような遊びを取り入れるのもいいでしょう。
両手でじゃんけんをしたり、楽器を弾いたりして、面白く教えていきましょう。
毎日できるものがあるといいでしょう。

行動面が困難な子の対応は、家庭においても親が支援をしていく必要があります。
忘れ物をしがちな子に対しては、親が後で点検し、何度も同じものを忘れていた場合には、その置き場所を考える、あるいはその授業ではこれ、というような連想させることを探すなど、対策を考えます。
集中しにくい場合も、周りが集中できる環境を作っていく必要があります。
窓際の外が見える席に座らせないで、一番前の席に座らせて、家でも注意をそらすようなものを目につくところに置かない、など周りが注意しなければなりません。

社会面が困難な子の対応は、パニックを起こしている状態では叱ったりしないで、あとで精神的に落ち着いてから話しましょう。
友達に暴力をふるったりした場合は、何をされた場合にそうなったのかを調べ、暴力をふるう以外の選択肢を提示してあげましょう。
子供の喧嘩の場合、必要以上に親が出るのはよくない、と言われますが、学習障害の子の場合はそれが少し異なります。
必要であればその理由を相手の親に伝えるべきです。
理解があれば、次の時に相手の子供も対処できます。
相手の親にしても、自分の子が暴力をふるわれたら、よい思いをしないからです。
それから、相手はきっとこういう思いをするんだよ、ということを学習障害の子に教えていくことも大事です。
学習障害の子の場合、相手の気持ちを想像するということは、ちゃんと教えて行ってあげないとわからないことです。
何かトラブルがあればそのたびに、ちゃんと向き合ってひとつずつ解決することがとても大切です。

どの場合もとても根気のいる作業です。
しかし、子供は誰しも教育されて大人になっていくのです。
どんな子供も同じです。
子育てとはそういうものですよね?
学習障害の子も、ひとつひとつ学んでいくのです。